...棹に砕けてちらめく火影櫓行く跡に白く引く波...
饗庭篁村 「良夜」
...ちらめくような気がするが...
芥川龍之介 「奇遇」
...紅(くれない)ちらめく袖は長いが...
泉鏡花 「婦系図」
...ちらめく蝋燭の光に照されて病みほうけた体がひよろひよろと動くやうにみえる...
中勘助 「銀の匙」
...石からおりて裾をしぼりはかない喜びにみちてちらめく影を見あげながら 湖の彼方にこの光を望む村の人たちは島守がきょうの一日の無事であったことを知らせるための燈火とばかり眺めるであろう と思う...
中勘助 「島守」
...眼の前にちらめく...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...ちらめく明るさをみなぎらせていた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
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