...鼠(ねずみ)がちょろちょろと出て来ました...
宇野浩二 「でたらめ経」
...棚の上の鼠はちょろちょろと逃げて行ってしまいましたので...
宇野浩二 「でたらめ経」
...ちょろちょろと御入来...
宇野浩二 「でたらめ経」
...小さな女中がまたちょろちょろと現われて板の間に膝をついた...
梅崎春生 「風宴」
...こっちへちょろちょろと走りまわっているのを見た...
海野十三 「金属人間」
...長海松(ながみる)の先端が三四本縺(もつ)れたようにちょろちょろと這い出ていた...
大阪圭吉 「死の快走船」
...また、ちょろちょろと、青白い焔が軒端を伝って伸びて、と思うと、ちちと縮まり焔の列が短かくなり、また、ちょろちょろと伸びる...
太宰治 「春の盗賊」
...脚下(あしもと)で黒い小さなものがちょろちょろと動くので...
田中貢太郎 「愛卿伝」
...ちょろちょろと出て来て...
田中貢太郎 「怪人の眼」
...それがちょろちょろと門の方へ出て往って見えなくなっていたが...
田中貢太郎 「瞳人語」
...それはちょろちょろと細かったり...
田畑修一郎 「石ころ路」
...ちょろちょろと聞えたりした...
徳田秋声 「あらくれ」
...脹れた腹からつんと出てる鰭を動かしてちょろちょろと泳いだ...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...メダカはちょろちょろと...
豊島与志雄 「南さんの恋人」
...今宵もちょろちょろと火を燃していた...
本庄陸男 「石狩川」
...「いま鼠がちょろちょろとここを...
山本周五郎 「季節のない街」
...土川春彦がちょろといわれる理由はもう一つある...
山本周五郎 「季節のない街」
...それに全体にゆきわたる様に次ぎ次ぎにちょろちょろと水を落す...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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