...それもほんのちょっとの間で...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「モミの木」
...ちょっとの間にどんどん大きさを増していった...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...ちょっとの間我慢しろ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...暗闇(くらやみ)の中でちょっとの間はあはあ喘ぎながら立っていた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...ちょっとの間じゃねえか...
太宰治 「花火」
...そこで公子は左右の手で孔生夫婦を抱くようにして、「ちょっとの間、眼をつむっていらっしゃい、送ってあげますから」と言った...
田中貢太郎 「嬌娜」
...もうちょっとの間も離れとないのんに...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...ほんのちょっとの間だけでした...
豊島与志雄 「お山の爺さん」
...ちょっとの間一言も発することができなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ちょっとの間でいいから...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼はちょっとの間(ま)...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...お堂の格子の前に来た忠信が、縁に膝をついて、形をきめ、ちょっとの間、静止したとき、急に、ゆらゆらと屋根がうごいたと思うと、すさまじい勢で、頭上から落下して来た...
火野葦平 「花と龍」
...彼女はちょっとの間父を見つめたまま坐って...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...ちょっとの間で、両者は入れ換わった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...ちょっとの間黙っていたが...
本庄陸男 「石狩川」
...ちょっとの間消えたと思ったあの情熱に...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...それもほんのちょっとの間...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...そして、「坊主、おまえは、ちょっとの間、階下(した)へ遠慮しておれ」三露八が、階下(した)へ去ると、桂は、声をひそめて、「実は、拙者の友人で、土肥八十三郎(どいやそさぶろう)という者が、ちと嫌疑をうけて、入牢(じゅろう)した」こう話し出したのだった...
吉川英治 「松のや露八」
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