...ちゃっとの間に皆(みんな)出払います...
泉鏡花 「歌行燈」
...両側の家はぺちゃっとしたもので...
上村松園 「余齢初旅」
...うっちゃっとけと仰しゃったから...
田中貢太郎 「とんだ屋の客」
...うっちゃっときなさいよ...
徳田秋声 「仮装人物」
...僕はあなたを一人ここへうっちゃっといて...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...打っちゃっといてください!」彼女の顔はくぼんでいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...わしはついちゃっと用をたしてゆく程に...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...「黙っているなら打っちゃっとけよ」と言って沼田は座敷の方へ行って了った...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...なるように打っちゃっといて...
三好十郎 「おりき」
...うっちゃっとけって...
森本薫 「華々しき一族」
...擦剥いたとこなんかうっちゃっときなさい...
山本周五郎 「桑の木物語」
...「うっちゃっといてくれ」そして急に...
山本周五郎 「さぶ」
...うっちゃっとけば自分も子供たちも殺されるだろうから...
山本周五郎 「さぶ」
...どうか私のことはうっちゃっといて下さい」「そうはいかねえ」と伊吉が云った...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...そんなことは気にしないでうっちゃっとくがいいんだ...
山本周五郎 「柳橋物語」
...うっちゃっといてくんねえ」結果は...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...うっちゃっとくとそれが黒味をもってくる...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...「寧子(ねね)よ、寧子よ、ちゃっと、ここへ来てみなされ」折ふし、屋敷の裏のほうで、老母のよぶ声がした...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索