...この小兒の病に心を痛めつるにや、打ちつづきて、家のうちに、母にておはする人をはじめとして、病に臥すもの、五人におよびぬ...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...旅笠に落ちつづきたる木(こ)の実(み)かな昭和三年十月二十日 泊月...
高浜虚子 「五百句」
...秋の日は、干物の匂ひがするよ外苑の鋪道しろじろ、うちつづき、千駄ヶ谷 森の梢のちろちろと空を透かせて、われわれを視守る 如し...
中原中也 「干物」
...穂のでかかつた麦のだんだん畑がうちつづき...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...屏風(びょうぶ)なす立ちつづきて一水潺々(せんせん)と流るる処もあり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...いよいよ「是好日(これこうじつ)」のうちつづきという単純なむさぼりがあった...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...たちまち断(た)えたちまちつづき...
森鴎外 「文づかい」
...郭(かくし)の変と打ちつづき...
吉川英治 「三国志」
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