...引張るとちぎれるような物も...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ちぎれるばかりに尾をふった...
海野十三 「恐竜島」
...腸(はらわた)がちぎれるように感じた...
海野十三 「空襲警報」
...そう仰っしゃるおむねの中はさだめしはらわた(腸)もちぎれるほどでござりましたろうけれども...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...頬(ほほ)ぺたがちぎれるやうに冷たい...
土田耕平 「お母さんの思ひ出」
...ちぎれるやうに感じられます...
土田耕平 「峠」
...そして開いた鋏の刃の間に虫の袋の口に近い所を食い込ませておいてそっと下から突き上げると案外にうまくちぎれるのであった...
寺田寅彦 「簔虫と蜘蛛」
...引きちぎれるように用をおわされた...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...波こえよとて末の松山ちぎれるもなく...
樋口一葉 「ゆく雲」
...波こえよとて末の松山ちぎれるもなく...
樋口一葉 「ゆく雲」
...波(なみ)こえよとて末(すゑ)の松山(まつやま)ちぎれるもなく...
一葉女史 「ゆく雲」
...首がちぎれるまでやめなかった...
久生十蘭 「だいこん」
...ちぎれる寸前まで張り切っていた...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...間も無く之れが吹き来る風の為めに其基部の柄がちぎれると同時に其凹い内面へ充分に其風を孕んでヒラ/\/\と或は近く或は遠くへ運ばれる...
牧野富太郎 「風に飜へる梧桐の実」
...声ああ素敵な……開け! もう彼方に鉄鎖がちぎれるしかり...
松本淳三 「労働祭歌(※[#ローマ数字1、1-13-21])」
...ちぎれる程伊達卷の喰ひ込んだ後姿を見せて...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...その四角な大きな肉を試してみ給え箸(はし)で自由にちぎれるよ...
村井弦斎 「食道楽」
...ちぎれるような掛声と共に...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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