...だれも来るなと願っていた葉子もこのごろになってみると...
有島武郎 「或る女」
...「だれもいません...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...ここへはだれも、はいってきませんでしたよ」にせの中村警部は、なにくわぬ顔で、答えました...
江戸川乱歩 「怪人と少年探偵」
...よく捜してみても、そこにはもう、だれもいません...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...だれもかれもこれを唱えるが...
丘浅次郎 「民種改善学の実際価値」
...義景公をはじめだれも同心するものがござりませなんだ...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...だれも見た事もなければ聞いた事もない不思議な木であった...
寺田寅彦 「花物語」
...しかしだれも彼女を憎む者はなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...だれもそれを少しも知らなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「隣にもだれもいねえんだな...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...だれも負傷者らのことを考えてくれる者はなかったろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...まわりのちいさな村(むら)ではだれも知(し)らなかった...
ダグラス・ハイド Douglas Hyde 館野浩美訳 「クリナーンの御殿」
...我等のだれもが、すべて皆容易に一かどの詩人で有ることができると...
萩原朔太郎 「青猫」
...いくらよろこんだってだれも自分のことを悪く取ることがないだろうと思われる歓喜に襲われたように...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...だれも、あなたのことを知りっこないわよ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...だれもかわいがってくれる者もない...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...源氏に比べるとだれも見栄(みば)えがなかったようである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...だれもいないようにみえます...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
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