...昌作は倦怠相(けだるさう)に胡座(あぐら)をかく...
石川啄木 「鳥影」
...ひだるさにのめりさうでも...
泉鏡花 「遺稿」
...全身におぼえるけだるさ...
海野十三 「四次元漂流」
...……あなひだるさや...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...とよ子は手まわりの用事にもけだるさを見せていたが...
「草藪」
...大国町の問屋に運ぶ時の手だるさやら...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...のたり/\とだるさうに打ち...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...だるさというか)は堪えがたいものになって来た...
中島敦 「環礁」
...何といつても僕は自分自身のひだるさに気を配らねばならなかつた...
原民喜 「飢ゑ」
...体の倦怠(だるさ)...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...ものだるさというもののあとが...
室生犀星 「野に臥す者」
...全身のぬけるようなけだるさがぶり返した...
山本周五郎 「おばな沢」
...浴後のこころよいけだるさが全身にひろがって...
山本周五郎 「新潮記」
...こころよいけだるさに包まれ...
山本周五郎 「柳橋物語」
...一種不思議なけだるさがこの二人をとらへだした...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...さながらムシムシとした黒い霧(きり)に身をつつまれているようなだるさをおぼえてきた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...気(け)だるさのあまり動いてみたまでで...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...全身(ぜんしん)のひだるさには勝(か)てなかつた...
若杉鳥子 「彼女こゝに眠る」
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