...ぶらぶら歩けばかえって体はだるい...
伊藤左千夫 「春の潮」
...腰がだるいとかいって...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...だるい喪失感になやまされ続けて来たのでした...
太宰治 「人間失格」
...それはのそりのそりと歩く重だるいやうな足音であつた...
田中貢太郎 「雨夜詞」
...……身心が何となくだるい...
種田山頭火 「旅日記」
...脚が重い、けだるい、胸がむかつく...
田山花袋 「一兵卒」
...脚がけだるい...
田山花袋 「一兵卒」
...けだるい風體でしやがんでゐるのや...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...だるいのをごまかしてるかのようでもあった……...
豊島与志雄 「霧の中」
...關節の一つ一つがほごれた樣にだるい...
中島敦 「環礁」
......
野口雨情 「都会と田園」
...からだのだるい時もあるのだが...
林芙美子 「狐物語」
...その山を眺めて歩いていると、嘗ての、ひだるい、悲しい怒りに似た感情がかえりみられた...
原民喜 「永遠のみどり」
...ひだるい目にあはねばならないのかしら……食べものに絡まる老婆の哀唱は連綿として尽きないのだつた...
原民喜 「氷花」
...音色が次第に物憂くだるい調子になって...
室生犀星 「音楽時計」
...あまだるい声でなにか呼びかける...
山本周五郎 「季節のない街」
...振顧(ふりかえ)ってみるのも気だるい...
吉川英治 「江戸三国志」
...足が気(け)だるい...
吉川英治 「新・水滸伝」
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