...)鴾の細君の弱ったのは、爺さんが、おしきせ何本かで、へべったあと、だるいだるい、うつむけに畳に伸びた蹠(あしうら)を踏ませられる...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...――死もきっとそうに違いなかろう……」呉春はだるい心の底で夢のようにそんなことを思った……...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...腕がだるい...
太宰治 「正義と微笑」
...だるい喪失感になやまされ続けて来たのでした...
太宰治 「人間失格」
...けだるい囁きを漏らす葉っぱの隙間から飄然たる踊りを見せていた...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「感覚の殻」
...「大の男がそんなまだるいことがしていられますか...
徳田秋声 「縮図」
...ここで兵馬は衣裳を改めて、床の間を前に端坐して、この、まだるい、悪寒(おかん)の、悪熱(おねつ)の身を、正身思実(しょうじんしじつ)の姿で征服しようと企(くわだ)てたのらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
......
野口雨情 「都会と田園」
...ひだるい私は滅多に出歩かなかつた...
原民喜 「小さな村」
...ひだるい膝(ひざ)は前につんのめりそうだった...
原民喜 「火の唇」
...けだるい雰囲気にぴったりだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...けだるいギターを聞きながら紙巻きたばこを吸っていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...一日が終ってすこしだるいだけ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それから忠利が「足がだるい」と言った...
森鴎外 「阿部一族」
...そのうえ全身がわけもなくだるい...
山本周五郎 「菊千代抄」
...食後のけだるい幸福感にひたりながら...
山本周五郎 「季節のない街」
...あまだるいような呻(うめ)き声が...
山本周五郎 「へちまの木」
...物を言うのもだるい気がしました...
吉川英治 「江戸三国志」
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