...だるい気持に襲われてきた...
海野十三 「振動魔」
...だるい...
太宰治 「新郎」
...腕がだるい...
太宰治 「正義と微笑」
...だるい喪失感になやまされ続けて来たのでした...
太宰治 「人間失格」
...あの夜のことを、いま思ひ出しても、へんに、だるい...
太宰治 「富嶽百景」
...それはのそりのそりと歩く重だるいような跫音(あしおと)であった...
田中貢太郎 「萌黄色の茎」
...だるい一日が終りに近づいてくると...
谷譲次 「踊る地平線」
...途中あまりだるいから村の鎮守の宮で昼寝...
種田山頭火 「行乞記」
...過ぎ去ると共にすべてはけだるい一様な調子の中にのみこまれ...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...その様子と来たら、いかにもだるい、当てが外れたといった風で、何もかもつまらん、下らん、月並みだといわんばかりの顔をしている...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...思うようにいかないんだっていうことよ」「まだるい話だな――じゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...ひだるい膝は前にずんのめりさうだつた...
原民喜 「火の唇」
...けだるいギターを聞きながら紙巻きたばこを吸っていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...もう目がまわりそうにだるいのをこらえながら歩いてくると...
宮島資夫 「清造と沼」
...だるいのに体をお動かしになるのは大変だと深く察します...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そのうえ全身がわけもなくだるい...
山本周五郎 「菊千代抄」
...体がだるいし喉(のど)が渇いていた...
山本周五郎 「花も刀も」
...足が気(け)だるい...
吉川英治 「新・水滸伝」
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