...仁右衛門はだらんと下げた右手に斧をぶらさげたまま...
有島武郎 「カインの末裔」
...緊張している筈のところがだらんとゆるんでいる...
梅崎春生 「幻化」
...僕の身体はだらんとしていた...
海野十三 「海底都市」
...だらんとさがっています...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...だらんと力をうしなってきました...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...両手をだらんと下げて...
R.W. チェンバース R.W. Chambers The Creative CAT 訳 「四風の街」
...手足がだらんとなり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...カルメンのだらんと垂れた冷たい手を取って...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...両手はだらんとしているけれど...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「バブル崩壊」
...御者の顔左半分がだらんとゆがみ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「見えざる力」
...両手がだらんとなり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...楽でアットホームであるというのではない、だらんと、只手になれていて、感動と洞察と追求が全く現実に対して発動していない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...唇がだらんと垂れていた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...すぐにその手をだらんと垂れ...
山本周五郎 「季節のない街」
...指をだらんとさせた手の甲で額を撫(な)でながら...
山本周五郎 「季節のない街」
...「…………」だらんと首を横に...
吉川英治 「新書太閤記」
...だらんと半身落ちかけている...
吉川英治 「宮本武蔵」
...又だらんとおろしてしまった...
蘭郁二郎 「地図にない島」
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