...少しばかり悪くまれるのがいやさにお仕舞まで他人をだまして賞めて貰ひたがつてゐる自分は何と云ふ浅間しい人間だらう?...
伊藤野枝 「背負ひ切れぬ重荷」
...つかまえたぞッ!」どなり声が、トンネルの空洞に、こだましました...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...それが遠眼鏡山の谷間にもっと微かにこだました...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...だましてはだめだ...
太宰治 「嘘」
...あたしたちをだましますが...
太宰治 「新ハムレット」
...かへし歌をしないよりはする方がまだましだといふので...
田山花袋 「道綱の母」
...ひとさまの裁縫(さいほう)はしたくないよ」「そのほうがまだましよ...
壺井栄 「二十四の瞳」
...鉄拳(てっけん)だとか柔術だとか日本魂(やまとだましい)だとかいうものよりも全く異(ちが)った他の方面に傾いていた...
永井荷風 「すみだ川」
...子供だましのような激励には恐れ入らざるを得なかったが...
中里介山 「大菩薩峠」
...殆(ほと)んど悉(ことごと)く子供だましで...
野村胡堂 「探偵小説と音楽」
...女にもますらをだましひの所有者は澤山(たくさん)にある...
長谷川時雨 「凡愚姐御考」
...欺て河豚を喰わせる夫(そ)れから又一度遣(やっ)た後(あと)で怖いと思(おもっ)たのは人をだまして河豚(ふぐ)を喰(く)わせた事だ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...だましあっているのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...肥えた、背丈の低い、精悍(せいかん)な躯つきだし、眉の太い、眼や口の大きな顔にも、商人というには逞(たくま)しすぎる、重厚な、つらだましい、といったものが感じられた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...文字どおりな子供だましの下に...
吉川英治 「私本太平記」
...どれも屈強(くっきょう)なつらだましいの者どもだった...
吉川英治 「私本太平記」
...留守居は、戦場に出る者よりは、大役なのだ)と、だまし、すかして、出て来たのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...商人魂(あきんどだましい)が弱まりますよ」「まあ...
吉川英治 「源頼朝」
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