例文・使い方一覧でみる「だてら」の意味
スポンサーリンク...それほどまでに用心ぶかく世間からへだてられていた人をひとめ見たいと思っていた... 
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...下の黒ん坊におだてられたのだらう？」「違ふ！」お鳥は燒けにからだをゆすつて否定した...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...いい髯面の男だてらに女の着物を着て可憐なソプラノを張りあげ...
大阪圭吉 「三狂人」
...いまは父の真似して女だてらに旅人をおどしてその日その日を送り迎えしている娘だ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...世の視線をへだてられ大砲の下に閉じこめられて徐々に患者を食い荒しつつある精神的疫病...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...けれどもその頃の生（な）ま意気書生などにおだてられてどうかして他に学費を得てそのまま修行を続けるつもりだといっていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...女だてらの血判までしてやりました」「あなた様のお名前を書き...
中里介山 「大菩薩峠」
...若い女だてらに一人で歩いて行くんだぜ...
南部修太郎 「Ｓ中尉の話」
...女だてらに大胡坐（おおあぐら）をかくと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...女だてらに大酒を飮んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...利助の娘のお品が、女だてらに、親父の縄張を守っている苦心を思うと、本当に平次の首根っこへ、縄を付けても引張り出したい心持でしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なぜならおだてられて源助...
正岡容 「我が圓朝研究」
...ある時私の出した句が秀逸であるというので、黒板に書いて皆の者に示し、そして高浜虚子が私と同じ名の清だから、私も虚子をまねて「怯詩」と号するがよいといって、おだてられた...
三木清 「読書遍歴」
...美人だとかおだてられました...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...日本の帝国主義者たちによってくわだてられたドロボウ戦争――侵略戦争であったということは...
三好十郎 「その人を知らず」
...周囲からおだてられるとすぐその気になるから……...
森本薫 「華々しき一族」
...極めて大きな時間空間にへだてられながら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...孫のようなおぬしなどからおだてられて...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利！手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう？？