...震災(しんさい)以来(いらい)は身体(からだ)の弱(よわ)い為(ため)もあったでしょうが蒐集癖(しゅうしゅうへき)は大分(だいぶ)薄(うす)らいだようです...
芥川龍之介 「夏目先生と滝田さん」
...だいぶんかわって来て...
海野十三 「一坪館」
...投込だから木賃よりもだいぶ高い...
種田山頭火 「行乞記」
...嬉野温泉でだいぶ心が動いた...
種田山頭火 「『鉢の子』から『其中庵』まで」
...「(前略)昔はだいぶ評判の事であったが...
寺田寅彦 「怪異考」
...だいぶ苦しんだと見えて...
寺田寅彦 「さまよえるユダヤ人の手記より」
...それは従来の意味の新聞社とはだいぶちがったものになる...
寺田寅彦 「一つの思考実験」
...電車の時刻までにはまだだいぶ間があった...
豊島与志雄 「悲しい誤解」
...お延はもう約束の時間をだいぶ後(おく)らせていた...
夏目漱石 「明暗」
...――これはもう長い間の病人でだいぶよくなっていたんだが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...だいぶ疲れてもゐましたし...
槇本楠郎 「プールと犬」
...何時もよりはだいぶ痩せが見えていたので...
宮本百合子 「有島さんの死について」
...だいぶ騒々しいね...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...だいぶ異論も多かった...
吉川英治 「三国志」
...六波羅の諜者(いぬ)がだいぶ入りこんでいる」「……卯木」「どうしましょう」夫婦(ふたり)は...
吉川英治 「私本太平記」
...だいぶ隔(へだた)りがある...
吉川英治 「親鸞」
...夜明けまでにはだいぶ間があるでな」腰を探って...
吉川英治 「宮本武蔵」
...だいぶ借財もあるとの事だが...
吉川英治 「山浦清麿」
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