...お敏さんが丹精(たんせい)した鉢植なんだ...
芥川龍之介 「妖婆」
...きれいだなあ」山ノ井は思わず嘆声(たんせい)をはなった...
海野十三 「宇宙の迷子」
...ほッほッという嘆声(たんせい)が聞えた...
海野十三 「火薬船」
...彼が丹精(たんせい)して飼育したその毒蠅は...
海野十三 「蠅」
...古谷局長は嘆声(たんせい)を発した...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...数日の間コツコツとそればかりを丹精(たんせい)して...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...何ゆえにこのような遊猟の獲物を描いたものや魚類果物(くだもの)の丹精(たんせい)こめた彫刻をおくのであるか...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...「そうかねエ」と愚(ぐ)にもつかぬ嘆声(たんせい)を発したが...
田中英光 「オリンポスの果実」
...丹青翰墨(たんせいかんぼく)の具まで備わらずということはありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...容姿端正(たんせい)な若者を集めて...
中島敦 「悟浄出世」
...この甥が入院当時骨と皮ばかりに瘠(や)せていたのを叔父の丹精(たんせい)一つでこのくらい肥(ふと)ったのだそうである...
夏目漱石 「行人」
...叔母が丹精(たんせい)して縫(ぬ)い直してくれた古袷(ふるあわせ)も...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...吉(きち)や/\と夫(そ)れよりの丹精(たんせい)今(いま)油(あぶら)ひきに...
樋口一葉 「わかれ道」
...まざまざと丹青(たんせい)の筆に描かれているのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...嘆声(たんせい)をあげていた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ただ丹精(たんせい)ひとつにあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...その孝心にひとしく嘆声(たんせい)をもらし合った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...丹精(たんせい)してみたのでございます...
吉川英治 「宮本武蔵」
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