...御戯(おたわむ)れになる所を聞けば...
芥川龍之介 「俊寛」
...あるいはまた酒後の戯(たわむ)れに...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...そこであそびたわむれていて...
アンデルセン 楠山正雄訳 「影」
...しばし場内で花矢などにたわむれた後...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...しかしそれはいずれも三十前後の時の戯(たわむ)れで...
永井荷風 「葛飾土産」
...菊植ゆる籬(まがき)または廁(かわや)の窓の竹格子(たけごうし)なぞの損じたるを自(みずか)ら庭の竹藪より竹切来(きりきた)りて結びつくろふ戯(たわむれ)もまた家を外(そと)なる白馬銀鞍(はくばぎんあん)の公子(こうし)たちが知る所にあらざるべし...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...女にたわむれ……」といって...
中里介山 「大菩薩峠」
...「お戯(たわむ)れなすっちゃ困ります」という声がした...
久生十蘭 「西林図」
...一時の戯(たわむれ)ならそう立腹する訳にもいかなかッたろう...
二葉亭四迷 「浮雲」
...恋のたわむれの上にも...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...目の辺に黒いかげはなく頬に茶色のしみもない特別に作られた女はローソクのたわむれを知る事は出来なかった...
宮本百合子 「お女郎蜘蛛」
...」「では存分に今宵は蛍とあそびたわむれ申そう...
室生犀星 「津の国人」
...五百は戯(たわむれ)に絶交の詩を作って枳園に贈った...
森鴎外 「渋江抽斎」
...波の上にたわむれはじめました...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...彼の頭にはまだ鶏を追いかけ廻している戯(たわむ)れが連続していて...
吉川英治 「三国志」
...落花に戯(たわむ)れているような心理なのかもしれない...
吉川英治 「新書太閤記」
...猫がまたたびを持ったようにジャレ戯(たわむ)れながら舐(ねぶ)り食らっている様子なのだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...戯(たわむ)れていたのだった...
吉川英治 「随筆 新平家」
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