...今みてきたれることを語りたるに...
井上円了 「おばけの正体」
...壁(かべ)の崩壞物(ほうかいぶつ)に打(う)たれることもあるであらう...
今村明恒 「地震の話」
...保たれるのでございます...
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...そしてふとい杖でぶたれるために...
アルフオンズ・ドーデー Alphonse Daudet 鈴木三重吉訳 「村の学校(実話)」
...この半ば跛になったような有様で柵壁へ行く道を断たれる危険があるだけではなく...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...彼の純な心情にうたれる...
種田山頭火 「其中日記」
...持つ人も持たれる提灯も変なものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...病兒をもつた隣人のために銃をもつて撃たれるまで...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...讀者の中にも同じような疑問をもたれる人があるかも知れぬと思つて轉載する...
平林初之輔 「中西氏に答う」
...へこたれるといふことは私は嫌ひだ...
北條民雄 「一九三六年回顧」
...得も云へぬ爽々しい陶酔を購ふてゐるかのやうな涼しさに打たれる事があつた...
牧野信一 「小川の流れ」
...自分を鞭打たれる快さを私は味はふ...
水野仙子 「脱殼」
...かねてかたれる志のごとく...
三宅花圃 「藪の鶯」
...衣服などをだれにも一つずつは分かたれるようにして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...さようなお情けをもたれるのではありましょうが」「何も知らぬとは?」「後醍醐のお企(くわだ)てがいかに深いものかということをです」「知らぬことはない」「いや...
吉川英治 「私本太平記」
...舞は湊川の矢たけびをここに呼び、討つ者、討たれる者の、ひとしいあわれさやら、矛盾(むじゅん)の世が生んだ矛盾の子尊氏と、悲心のひと正成の祈りとを、清次の一つ姿に、足拍子(あしびょうし)もとどろに描(えが)き――そして舞い終ってもなおなかなか終る気色はなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...討つか討たれるかの交戦状態に入ったものと思わなければならない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...彼から打たれると思った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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