...ためらう事なくクララは部屋を出て...
有島武郎 「クララの出家」
...いかがはせんとためらうところへ...
井上円了 「おばけの正体」
...ためらうひまはない...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...降りながらためらうように振り返ったが...
梅崎春生 「日の果て」
...八 ためらう...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...その花を盗むのにためらう事をしませんでした...
太宰治 「人間失格」
...ためらう登山者もあろう...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...尖端がためらうこともなく上空をめざしていて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...一度お目にかかる必要がある」ためらうことなく...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...変化の最初と最後で異なる事物に帰するのをためらうことは確かである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...その広告に応ずることを――猩々を受け取りに来ることを――ためらうだろう...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...なぜためらう? やるべき事は分かっている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...ムーアは不敬をためらうことがなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...イシドレの度胸や大胆さに感心するも、そんな危険を女性に委(ゆだ)ねるのは、当然ためらう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...」いくらかためらうようにして少女は彼から身を引くと...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...断然ためらうことなく第三の路に飛びこんだのを見ては...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ためらう容子(ようす)だった...
吉川英治 「三国志」
...ためらう彼を促(うなが)して...
吉川英治 「宮本武蔵」
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