...またはためになるもの...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...結局之が最も社会のためになるのではないか...
戸坂潤 「技術へ行く問題」
...オリヴィエは「なんのためになるか……」という懶惰(らんだ)さを感じた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あるいは何人(なにびと)かのためになるべきを思ってわれわれがジャン・ヴァルジャンの憂うつな物語をなすのに耳を傾けてくれる人々...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人様のためになるどころじゃなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...それはたしかに面白くてためになる本...
中里介山 「大菩薩峠」
...変った人相を見るだけでもためになるぜ...
中里介山 「大菩薩峠」
...それがやっぱり欽吾のためになるんです」「欽吾さんより御叔母(おば)さんのためになるんじゃないの」「世の中への義理ですよ」「分らないわ...
夏目漱石 「虞美人草」
...これも分りやすいためになるべく単簡(たんかん)に通俗な例で説明致します...
夏目漱石 「創作家の態度」
...それだけ己のためになるのもまた明かな因縁(いんねん)であります...
夏目漱石 「道楽と職業」
...もつとおほぜいの人のためになることがのぞましかつたのでした...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...どんな書物を読むよりもためになるわ...
平林初之輔 「オパール色の手紙」
...私は未来派のことやいろいろ彼女のためになるお話をしてやるのだから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一人にきかせたらためになることをもう一人が黙っていろというならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ずっと楽しくてためになる作もできるだろうのに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我々の生存のためになるものは何でも医薬と名づけてよいのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...妻子朋友のためになる事ならば無代償で働くのが日本国民だ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...ずいぶん助けておいて世のためになる人間もあろうが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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