...やっぱり信じられまいと思うが――」と博士はあきらめ顔で...
海野十三 「火星兵団」
...自分の力では出来ない相談だと源一はあきらめ顔になる...
海野十三 「一坪館」
...夫人はさもあきらめ顔に大佐の傍に従っていた...
モーリス・ルブラン Maurice Leblanc 婦人文化研究会訳 「探偵小説アルセーヌ・ルパン」
...さびしいあきらめ顔に話題を転じて...
吉川英治 「江戸三国志」
...おあきらめ顔と共...
吉川英治 「私本太平記」
...尊氏も今は半ばあきらめ顔に...
吉川英治 「私本太平記」
...あきらめ顔の尊氏は...
吉川英治 「私本太平記」
...「ひとえに、首を刎(は)ねられ候えとのみ、どう諭(さと)しても、玄蕃の心はかたく、一切、余事を申しませぬ」「そちがいうてみても、それのみとあれば、なお強(し)いるは、情けであるまい」秀吉は、ふっと、あきらめ顔に、顔の筋を解いた...
吉川英治 「新書太閤記」
...なんで上様(うえさま)が、ただ花生けの花のように、眺めてばかりいらっしゃいましょう)などとそろそろ焚(た)きつけ出しているが、寧子は、良人のこの持ち前を、井戸茶碗(いどぢゃわん)のキズと同じように、(キズに珠――みたいなお人だから仕方がありませぬ)と、あきらめ顔に、笑って見せ、周囲のお世話やき達の口にはなかなか乗らないのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...さすが才略の弁に富む呉用もいまはあきらめ顔して...
吉川英治 「新・水滸伝」
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