例文・使い方一覧でみる「たばね」の意味
スポンサーリンク...風呂の中で歌祭文（うたざいもん）を唄つてゐる嚊（かかあ）たばね... 
芥川龍之介 「戯作三昧」
...風呂の中で歌祭文（うたざいもん）を唄（うた）っている嚊（かかあ）たばね...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...洞の前に横へたる束藁（たばねわら）は取り除（の）けられたり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...たとえば月を描く場合でも太い逞しい筆をたばねて一種の腕力を以て一気にさっとかかれたものである...
上村松園 「三人の師」
...藁（わら）でたばねた髪の解（ほつ）れは...
鈴木三重吉 「千鳥」
...少し短い金髪をも上手にたばねてくれました...
太宰治 「ろまん燈籠」
...油気のない髪を邪魔くささうに一束にたばねて...
林芙美子 「浮雲」
...船室（サルーン）の入口のところにかたまって手をたばねて傍観するほかはなかった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...沓の代はたられて百舌鳥の声悲し馬の尾をたばねてくゝる薄かな菅笠のそろふて動く芒かな駄句積もるほどに峠までは来りたり...
正岡子規 「旅の旅の旅」
......
正岡子規 「墨汁一滴」
...髪はうなじの上のところで固くたばねられて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...髪は油けなしのたばね髪で...
山本周五郎 「さぶ」
...今では家政のたばねをしているということだった...
山本周五郎 「契りきぬ」
...――これで家政のたばねができるだろうか...
山本周五郎 「日本婦道記」
...死ぬまえにひと眼会いたいと思っただけなのよ」おつねは髪毛の根をたばね...
山本周五郎 「ひとでなし」
...ちょっとたばねたらまいりますって...
山本周五郎 「ひとでなし」
...女の呪詛（じゅそ）をたばねたような...
吉川英治 「江戸三国志」
...厚サ一分二リン透（すか）シ彫（ぼり）一俵菰（たわらごも）二枚たばね...
吉川英治 「山浦清麿」
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