...こんな事が消息のたびごとにたどたどしく書き連ねてあった...
有島武郎 「或る女」
...たどたどしく百二十七町を段に換算して...
有島武郎 「親子」
...蹈足(ふむあし)もたどたどしく...
泉鏡花 「縁結び」
...たどたどしく走った...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...たどたどしくも拙い仮名文字で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...孤鼠孤鼠(こそこそ)と逃げ去る)老婆 (忠太郎に感謝の頭をたどたどしく下げる)忠太郎 お婆さん...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...彼の足取りはたどたどしく...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...たどたどしく糸目を辿(たど)りながら...
久生十蘭 「鈴木主水」
...文章はたどたどしく...
久生十蘭 「手紙」
...その紙きれに書いてある次ぎのような文字をたどたどしく拾い読みした...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...たどたどしくまじめな...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...「会議は踊る」という映画の主題歌をたどたどしく弾いて居るのが聞えます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「まどひける道をば知らず妹背山たどたどしくぞたれもふみ見しと申されます」と女主人の歌を伝えてからまた宰相は言う...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...なかなかに折りやまどはん藤の花たそがれ時のたどたどしくばというのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...正直のところ女房子に満足な着物も着せられなかった」松の話はたどたどしく...
山本周五郎 「嘘アつかねえ」
...なにを書くのか指がたどたどしくてわからないし...
山本周五郎 「落ち梅記」
...たどたどしく書きつけ...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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