...不義、毒殺、たとえば父子、夫妻、最親至愛の間においても、その実否(じっぷ)を正すべく、これを口にすべからざる底(てい)の条件をもって、咄嗟(とっさ)に雷(らい)発して、河野家の家庭を襲ったのである...
泉鏡花 「婦系図」
...たとえ彼が冷酷無悪の殺人者であったとしても...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...たとえばいま、夏から秋にかけての私の服装に就いて言うならば、真夏は、白絣いちまい、それから涼しくなるにつれて、久留米絣の単衣と、銘仙(めいせん)の絣の単衣とを交互に着て外出する...
太宰治 「服装に就いて」
...またたとえば芭蕉(ばしょう)は時鳥(ほととぎす)の声により...
寺田寅彦 「映画芸術」
...たとえどんな鈍刀(なまくら)にしろ引合わぬということはない...
中里介山 「大菩薩峠」
...たとえば四季および気候...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...彼は国中で一等背が低いので、(実際、三十フィートに足りないようでした)自分よりさらに小さなものを見ると、急に高慢になって、たとえば、私が王妃の次の間で貴族たちと話をしていると、彼はひどくふんぞり返って、私のテーブルのそばを通って行くのです...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...たとえばバイロン...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」年譜」
...そうするとこのイチハツはその生えているところがたとえ乾くことがあっても...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...「申すまでもござりませぬ――たとえば...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...たとえば、どっちかというと受動的な、或はどうでもいい大まかさで、一方の金づかいの荒さをそれなり肯定しているかもしれなかったりね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それにはたとえ僅少の部数にもせよ...
柳田國男 「地名の研究」
...「たとえ金石で組みあげた墓でも...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...たとえ父昌幸がどうあろうと良人の徳川家に対する志操に変りのある筈はない...
山本周五郎 「日本婦道記」
...たとえば道誉が、すね法師酒のむときはすねもせずと、言ってからかったりすると、兼好も負けずに、すぐ筆をとって、婆娑羅(ばさら)な殿を肴(さかな)にもすると下(しも)の句(く)をつけ、共に大笑いするといった風な仲にすぎないのであった...
吉川英治 「私本太平記」
...たとえぼくの跫音(あしおと)に気づいても二人は慌てて起きることはなかった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...たとえば人間の道理の一例として...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
...またたとえ、本来の芸術家であるにしても、その製作欲が熟するためには、必ず僧侶になるかあるいは熱烈な信者であらねばならなかった...
和辻哲郎 「偶像崇拝の心理」
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