...白馬の背に手綱(たづな)したは...
泉鏡花 「海神別荘」
...ちゃんと立派な鞍(くら)や手綱(たづな)がついていて...
鈴木三重吉 「黄金鳥」
...鞭や手綱(たづな)には...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...いやいや名代の武蔵鐙(むさしあぶみ)に紫手綱(たづな)でござりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...片手手綱(たづな)でやつて來たのは牛込見附です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若旦那の金之助は手綱(たづな)のない若駒のやうなもので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...河底をたづな模様に流れてゐた...
林芙美子 「瀑布」
...恋の手綱(たづな)と荒馬の鬣(たてがみ)はつかみ難いと申しますが...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...だが一度手綱(たづな)を取ると...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...』又額(ひだひ)は言ひ切つてゐる――『理性はしつかりと坐つて手綱(たづな)を握つてゐる...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...己の馴れた(たづな)が応えぬか...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...疾(と)うから8805弛んでいる(たづな)を緊めて...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...手綱(たづな)を執(と)るが早いか馬の横腹を拍車で千切れる程蹴り付けました...
夢野久作 「白髪小僧」
...手綱(たづな)を離されると...
吉川英治 「江戸三国志」
...法衣(ころも)の袖(そで)も高からげに手綱(たづな)をとり...
吉川英治 「神州天馬侠」
...梅雪みずからけちらしてくれよう!」両の手綱(たづな)を左の手にあつめ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...伊那丸のまえまで手綱(たづな)をとってくると...
吉川英治 「神州天馬侠」
...手綱(たづな)をもったまま...
吉川英治 「新書太閤記」
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