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饗庭篁村 「木曾道中記」
...もっともその子どもは二月目(ふたつきめ)には死んでしまったということですが...
芥川龍之介 「河童」
...或時は故郷を忍ぶたつきありと物静かなる郊外に住みつる事もありき...
石川啄木 「閑天地」
...雲山といふ肩衝(かたつき)の茶入を手に入れました...
薄田泣菫 「利休と遠州」
...どこか他のところでのたつきも提供してくれそうもなく...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...旦那が國へ歸つたといふのも逃げたのかも知れないわ」それから其日の夕方一寸先の主人の家へ行つて來ると言つて出たつきり歸つて來なかつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...一月(ひとつき)二月(ふたつき)とたつうちに...
田山花袋 「田舎教師」
...二月(ふたつき)見る物を見ないというのも...
豊島与志雄 「神棚」
...コゼットがうらやんでたつき物の上に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それがただ一つの食うたつきであったことは...
中井正一 「脱出と回帰」
...私は庭木戸の外でチラと見たつきりですもの...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そこにはだかの雲鶴青磁が肩衝(かたつき)もなめらかに立っているのを見た...
室生犀星 「陶古の女人」
...一日の生計(たつき)...
森鴎外 「うたかたの記」
...渡り鳥の様に旅をしてみたい時がある雲の様に旅をしてみたい時がある風のままに漂々と旅をした俳人芭蕉を憶ふ病の床にあれば一人旅を欲する――束縛された人生を思ふからである葬り去られた夢を思ひ出すに耐へられないからであるそして吾今いたつきに泣く明日のない人間だからである――旅を想ふ渡り鳥を思ふ雲を芭蕉を……...
森川義信 「旅」
...「……長崎へまいればわたくしはその日から生活(たつき)の手仕事を始めるつもりですの...
山本周五郎 「菊屋敷」
...およそ何日ごろになりましょうな」「まず二月(ふたつき)か三月(みつき)ほど後であろう」「たいそうお手間がとれるんですね」「聞けば...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...二月(ふたつき)ほど...
吉川英治 「宮本武蔵」
...佗牢人(わびろうにん)の生活(たつき)とみえ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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