...」少年は自信(じしん)たっぷりです...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...たっぷり涙を含んだ二字を...
オイレンベルク Herbert Eulenberg 森鴎外訳 「女の決闘」
...この芝居気たっぷりの気障(きざ)な伯爵の言葉になぞ...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...浅黒い坊主頭の愛嬌たっぷりの顔を始めて現わしました...
谷崎潤一郎 「幇間」
...それがいかにも闊達な愛嬌たっぷりの笑顔だったもので...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...僕はすばらしいことをたっぷり六時間も立て続けにしゃべることができるんだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ドコぞの色気たっぷりなお妾さんに孝行をしたいばっかりに」「誰に孝行だかわかるものかね...
中里介山 「大菩薩峠」
...馬にはたっぷり食わせなきゃあなんねえだよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...蚕事(さんじ)試験場の少し手前を右へ折れた路次でやっと目的の家をさがしあてるまでに三十分はたっぷりかかった...
平林初之輔 「夏の夜の冒険」
...六月二十三日(火曜)たっぷりねて...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...四月二十一日(金曜)たっぷりよく寝て一時頃入浴...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...京極が、三浦環嬢を連れて来り、「大放送」の五景の時出て、挨拶をした、六十歳の嬢は十何歳の声を出し、愛嬌たっぷりで、「ロッパさんを尚今後とも可愛がって下さいまし、私も何卒」なんて言ひ、大喝采...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...女子供の足を考慮してたっぷり時間を取った...
本庄陸男 「石狩川」
...私たちの本質的なたっぷりさをうつすに足るものとして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...2530たっぷり一杯上げてくれ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...忘れないでいて欲しいな」思い入れたっぷりな言い方だった...
吉川英治 「私本太平記」
...香りといい汁気のたっぷりあることといい...
吉田茂 「私は隠居ではない」
...その先には途方もない大きさの円形空間が広がり――たっぷり直径六十メートルはあった(*34)――そこは屑だらけで...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
便利!手書き漢字入力検索