...伊良子(いらこ)ヶ崎までたっぷりだ...
泉鏡花 「浮舟」
...もうたっぷり五里以上歩いている...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...たっぷりありせえすりゃ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...Gペンにたっぷりインクを含ませて...
太宰治 「ろまん燈籠」
...たっぷりしたその髪を島田に結って...
徳田秋声 「あらくれ」
...この色気たっぷりの後家さんが...
中里介山 「大菩薩峠」
...ゆとりがたっぷりあるのがブラ下がって地に曳(ひ)いている...
中里介山 「大菩薩峠」
...たっぷり食って満腹...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...そこには楽しみがたっぷりあろうし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...ごっちゃにたっぷり飲んだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...しかもまだダービーまでたっぷり時間がある...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...吾々は結婚から六分の一ではなくたっぷり五分の一を控除しなければならぬということを...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...薔薇(ローズ)カットの施こされた簪(かんざし)をお千代ちゃんのたっぷりした束ね髪の横に見たのであった...
宮本百合子 「毛の指環」
...これから来年にかけて小説たっぷりかいて見ましょうね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...たっぷりある髪の...
森鴎外 「百物語」
...声と身ぶりにたっぷりと効果を加えながら叫んだ...
山本周五郎 「青べか物語」
...時間はまだたっぷりある」十左はむっとふくれた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...左馬介が逃げきれるものではない――という自信たっぷりな気持を前提としてであるということはいうまでもない...
吉川英治 「新書太閤記」
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