...この河原のただ中へ天下(あまくだ)ったようだとでも申しましょうか...
芥川龍之介 「邪宗門」
...見しらぬ世界のまっただ中へとびこんだひとりぼっちの心細さ――というようなものが...
海野十三 「三十年後の世界」
...ただ中間の部分の或るものが触れられても...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...しかもそれは不易にして流行のただ中を得たものであり...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...宗教を隠れ蓑にしている男たちのただ中に...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...明白な豊饒の真ただ中においてすら...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...世界のただ中でそれが感じられるのであるから...
宮本百合子 「故郷の話」
...乱闘のただ中に、彼はただ無我夢中である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ただ中心を食事の共同においたこれまでの節日の考え方が古びて...
柳田国男 「年中行事覚書」
...ただ中間の食事というに過ぎぬことは...
柳田国男 「母の手毬歌」
...冬のただ中にいそいそと一年の農事の支度にとりかかる人々が...
柳田国男 「雪国の春」
...彼は異郷のただ中に無一物で放置されることになつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...喰う米も無い(当時一升十銭時代)貧窮のただ中に大枚二円五十銭の小遣(催能の都度に祖父が費消する定額)を渫(さら)って弟子の駈り出しに出かけたので...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...大空のただ中に…………★……はじまった……月蝕が…………★彼女はいつとなく死相をあらわして来た...
夢野久作 「月蝕」
...ただ中腹から仰ぐ憧憬の焦點であるが故に頂上の尊敬はあるのであつて...
吉川英治 「折々の記」
...盛り場のまッただ中...
吉川英治 「新・水滸伝」
...かならず敵のまっただ中に駈け入っておろうぞ」別れにのぞんで馬上から彼はもう一度こう本軍を励ました...
吉川英治 「源頼朝」
...これがかつて都のただ中であったのかと驚く...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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