...広い広い海のまっただ中に...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「人魚の姫」
...而して私共はこの大海のただ中の甲板上に立って...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...しかし彼はその頃鮮烈な生のまっただ中にいた...
梅崎春生 「幻化」
...見しらぬ世界のまっただ中へとびこんだひとりぼっちの心細さ――というようなものが...
海野十三 「三十年後の世界」
...見しらぬ世界のまっただ中へとびこんだひとりぼっちの心細さ――というようなものが...
海野十三 「三十年後の東京」
...胸の真っただ中を刺し通されて...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...人々は川原のただ中に身をおいて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...しかし彼等の真ただ中に...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「見えざる人」
...しかもそれは不易にして流行のただ中を得たものであり...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...繁れる藪のただ中に啣みて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...時に亂軍のただ中に突き入り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...われわれは壮大な氷原の真っただ中に停船す...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...黒い髪のただ中に黄の勝った大きなリボンの蝶(ちょう)を颯(さっ)とひらめかして...
夏目漱石 「野分」
...真っ黒な流れのまっただ中にいた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...ただ中国のみの特産である...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...ただ中の君が書きかねているのに同情して...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...左の敬徳神の兜(かぶと)のまッただ中を射よう...
吉川英治 「新・水滸伝」
...私たちは見渡す限り蓮の花ばかりの世界のただ中にいたのである...
和辻哲郎 「巨椋池の蓮」
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