...赤ただれたせなかをしていました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...妹よおれは焼けただれた煉瓦屋根の下へ帰ってゆくさわやかな涼風に胸をふくらせて――獄中詩篇のうち(『詩精神』一九三四年九月号に発表 同年十月前奏社刊『一九三四年詩集』を底本)...
榎南謙一 「天瓜粉」
...皮も肉も焦(や)けただれて...
田中貢太郎 「続黄梁」
...彼女のただれた心の創(きず)のうえに...
徳田秋声 「あらくれ」
...野獣のような彼女の体に抑えることが出来ない狂暴の血が焦(や)けただれたように渦をまいていた...
徳田秋声 「あらくれ」
...火をくぐってつぎつぎに飛び出してくる顔を見ては名を呼びかけるけれども真っ黒に変わりはてただれも山下でも井上でもなかった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...可愛い由松(よしまつ)だれと寝ただれと寝たお父さんと寝たならよしよし小音でうたうと...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこには予期しただれもいません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...かういふ世界にゐる私が死んだ魚のやうな白くただれた眼や...
北條民雄 「戯画」
...ただれてゐるやうに見えた...
北條民雄 「外に出た友」
...灼(や)けただれた匕首(あいくち)がわたしの心臓に突き透るように感じる時もあった...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...ただれるように苦しく...
本庄陸男 「石狩川」
...そしてただれた、みじめなふちのできた眼が、粗野な嘲弄の色と、むさぼるようなさぐりの色とを浮かべながら、彼の眼をじっと見守ったのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」
...瞼はただれているし...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...目もふきただれて幸福な老婆の見本になっていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
......
室生犀星 「愛の詩集」
...瞼(まぶた)の赤くただれた...
山本周五郎 「青べか物語」
...半身は大火傷にただれているらしい...
吉川英治 「三国志」
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