...ただの一度だって風邪をひいたことが無いじゃないか」そんなら...
モオパッサン 秋田滋訳 「初雪」
...どうせただの者ではない...
芥川龍之介 「羅生門」
...決してただのいたずらではない...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...いままでとはかなり違つた種類の宝物の引き渡しを護衛することになつた……たぶんただの材料だけでもいままでにない貴重な物であつたろうが...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...政府や資本家地主や新聞が云っていた処の失業問題は決してただの失業問題ではなかった...
戸坂潤 「社会時評」
...ただの科学に於ける芸術至上主義のようなものをしか意味し得ない筈だ...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...経済上のただの利害が...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...この手紙がただの白紙に變ってくれよと念じながら...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...ただの穢らわしい人間で...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...ただの一匹だ...
豊島与志雄 「悲しい誤解」
...だが、氏鉄や、その外の、重臣は「濫りに出るべき場合ではない」と、云ったし、家老は、半兵衛を呼んで「あの事件が、ただの仇討とか、上意討とかなら、助太刀に出ようと、出まいと、何んでも無いが、御老中まで、持て余されて、池田公を、毒殺したとか、せんとかの噂さえ立っている事件だ...
直木三十五 「寛永武道鑑」
...ただの横笛ですよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...明るい顔や笑った顔をただの一度も見たことがなかった...
久生十蘭 「だいこん」
...ただの二三十分間でもいいから戻ってみたい...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...あるいはまた稲に酷似するただの草であったかも知れぬ...
柳田國男 「地名の研究」
...必ずしもそうでないかとも考えられるのはまず第一に籥(ふいご)を用いざるただの炉をもタタラといったことである...
柳田國男 「地名の研究」
...皇室もただの大きな家庭にすぎない...
吉川英治 「私本太平記」
...母からはただの一言でも...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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