...さもただならない秘密が潜んでいそうな...
芥川龍之介 「妖婆」
...がやがやとさわぐただならない人声(ひとごえ)が...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...ただならない跫音が廊下を走って階段に上下した...
谷譲次 「踊る地平線」
...お父さんをさがして!(ヨロヨロと立ちあがっている)北村 え! どう――?(意味はわからないなりに俊子の様子があまりにただならないので...
三好十郎 「その人を知らず」
...謙信の信愛もただならないものがあった...
吉川英治 「上杉謙信」
...ただならない人声がわき起っている...
吉川英治 「大岡越前」
...何かただならない顔色を現わしている...
吉川英治 「黒田如水」
...ただならないものがあった...
吉川英治 「三国志」
...何かただならない物音がする――...
吉川英治 「私本太平記」
...ただならない今夜にはちがいない...
吉川英治 「私本太平記」
...ここのおよろこびもただならない...
吉川英治 「私本太平記」
...応変(おうへん)の凶兆ただならないものがある...
吉川英治 「新書太閤記」
...(森武蔵の陣気(じんき)こそただならない……)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...辺りの空気もただならないので...
吉川英治 「新・水滸伝」
...彼の血相はただならない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ただならない問題が起ったらしいことは...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...「お帰りっ」「お帰りですぞっ」いつになく駈けこんで奥へ告げ渡る従士の声にもただならない響きがある...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...ただならない父の容子が分ったのであろう...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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