...心細いことおびただしい...
芥川龍之介 「槍が岳に登った記」
...汽車を待つ間のあわただしい一刻...
林不忘 「安重根」
...ただし、あなたのお話が濟んだらそばへ行こうと待っていたころは、まだ別にそんな考えがあったわけじゃないんです...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...彼はあわただしい河の流れをながめた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ただし迷亭に至っては実際知らなかったのか...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...蠅のようにあわただしくもがき廻っている...
久生十蘭 「地底獣国」
...おびただしい鳩の一群が集っていて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幻滅」
...昼すぎになつてからあわただしく船を仕立てて沖に出た...
三好達治 「海辺の窓」
...ただし日本の幣帛が...
柳田国男 「海上の道」
...街はおびただしい赤い光にまみれていた...
山川方夫 「その一年」
...太宰は正坐して衿(えり)をただした...
山本周五郎 「日本婦道記」
...ただしお怪我はない...
吉川英治 「私本太平記」
...大覚寺統の君がただしい皇統なら...
吉川英治 「私本太平記」
...「お渡しすることはお渡しいたすが……ただしでござる...
吉川英治 「神州天馬侠」
...どの辺の方角にあたるか」など口々に土地の案内者に問いただしていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...またあわただしい胸騒(むなさわ)ぎを重ねた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...あわただしい人声や跫音に更(ふ)けていた...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...その日その日の生業(なりわい)も慌(あわ)ただしい...
吉川英治 「源頼朝」
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