...天幕をたたむにしても...
石川欣一 「可愛い山」
...栲綱(たくづぬ)の白腕(しろたたむき)になれを卷く...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...おりたたむことが...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...たたむに惜しき染小袖...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...樵夫(きこり)の娘爪先を爐にあたたむる雪の朝...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...兄と妹兄冬の日背をあたたむる南の窓のたたずまひ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...彼は皺を伸ばして、それをたたむと、ポケットに入れて、頼まれたことの結果を報告するために、カテリーナのもとをさして歩き出した...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...いつでもかならずたたむ胸布(ナフキン)を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ローマ法王へ宗教上の通信をしたたむるなど...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...欣人へ手紙したたむ...
長塚節 「十日間」
...此のパンシヨンは今夜きりたたむことになつたのだといふ...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...かの遠望をしたたむる...
萩原朔太郎 「遠望」
...わが冷たさをあたたむる彼はいずこ」とああカアルよ...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...もし酒をあたたむるが季ならばそれは秋季なるべし...
正岡子規 「墨汁一滴」
...どこかしら?春子 香川さあーん! 金吾さあーん! どこい行ったのかしら?敦子 ああ下の川へ石を取りに行ったんじゃないかしら? 内側を石でたたむんだって言ったから...
三好十郎 「樹氷」
...二彼は家をたたむと一時妻の家へ行つてゐた...
横光利一 「蛾はどこにでもゐる」
...日仏商会に勤務の詩人大藤治郎と知り、詩交をあたたむ...
吉川英治 「年譜」
......
若山牧水 「樹木とその葉」
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