...幾度見てもあきる事のない山のたたずまいが...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...見えつつ、幻影(まぼろし)かと思えば、雲のたたずまい、日の加減で、その色の濃い事は、一斉(いっとき)に緋桃(ひもも)が咲いたほどであるから、あるいは桃だろうとも言うのである...
泉鏡花 「瓜の涙」
...町のたたずまいは古ぼけている...
梅崎春生 「幻化」
...町のたたずまいを確めるためだ...
梅崎春生 「幻化」
...あの耶馬渓を構成する岩に似た岩群のたたずまいであった...
梅崎春生 「日の果て」
...抛(ほお)っておけばそこに二人分の褥(しとね)でも設けそうなたたずまいであった...
橘外男 「逗子物語」
...暗鬱(あんうつ)な空に日の目を見ない長い冬のあいだの楽しい炬燵(こたつ)の団欒(だんらん)や――ちょっとした部屋の模様や庭のたたずまいにも...
徳田秋声 「仮装人物」
...二軒長屋の隣家――お浜の家のたたずまいを指します...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...長崎の山のたたずまいや...
久生十蘭 「地底獣国」
...いっそうこの場合の部屋のたたずまいを無気味にした...
正岡容 「小説 圓朝」
...さては「馬のす」の釣竿しらべている主のたたずまいに軒低く天井暗かりし震災以前の東京の町家の気配をさながらに目に泛(うか)べられる人...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...考えて見たらこの茶の間のたたずまいは詳しく御存じないわけね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いかにも雑司ヶ谷の家らしい家のたたずまいで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...村のうちでもたたずまいのいい一軒の門をたたいた...
吉川英治 「三国志」
...四方鬱蒼(うっそう)に囲まれた一城郭にも等しい旧家のたたずまいを眺めただけでは...
吉川英治 「新書太閤記」
...やおら法衣(ころも)のたたずまいを改めて...
吉川英治 「親鸞」
...あたりのたたずまいを見まわした...
吉川英治 「平の将門」
...団々(だんだん)たる雲のたたずまいがあり...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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