...日が落ちるまへのボタ山のながめは、埃及風景のやうだつた、とでもいはうか、ボタ山かピラミツドか、ガラ炭のけむり、たそがれる空...
種田山頭火 「行乞記」
...バスを待ちわびてゐる藤の花(小郡から大田へ)曲つて曲る青葉若葉( 〃 )ぎつしり乗り合つて草青々( 〃 )□苺ほつ/\花つけてゐた(伊東君に)つゝましく金盞花二三りん( 〃 )襁褓干しかけてある茱萸も花持つ( 〃 )逢うてうれしい音の中( 〃 )□鳴いてくれたか青蛙(或る旗亭にて)葉桜となつて水に影ある( 〃 )たそがれる石燈籠の( 〃 )□きんぽうげ...
種田山頭火 「行乞記」
...うめくは豚(追加)・朝は陽のとゞくところで茶の花見つけためをとで柿もぐ空が高い秋の山の近道の花をつんでもどる・たそがれる木かげから木かげへ人かげ十月二十日まつたく朝寝だつた...
種田山頭火 「其中日記」
......
種田山頭火 「其中日記」
...こゝにも春が来て生恥をさらしてゐる・煮ゑえ(マヽ)るもののうまいにほひのたそがれる・煮ゑる音の...
種田山頭火 「其中日記」
...日がたそがれる...
中里介山 「大菩薩峠」
...やゝたそがれる頃...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ややたそがれる頃...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
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