...――保吉はこの「のみならず」の前につむじ風に面するたじろぎを感じた...
芥川龍之介 「十円札」
...良平は内心たじろぎながら...
芥川龍之介 「百合」
...またかの青き道をたじろぎもせず歩む人...
有島武郎 「二つの道」
...三歩たじろぎはするが...
海野十三 「くろがね天狗」
...私はたじろぎ、「そりゃまた、なぜです...
太宰治 「嘘」
...(清蔵)(たじろぎながら)それは...
太宰治 「冬の花火」
...たじろぎもしなかった...
豊島与志雄 「常識」
...私が見返してもたじろぎもせず...
豊島与志雄 「憑きもの」
...道庵が少したじろぎ...
中里介山 「大菩薩峠」
...平次も思はずたじろぎます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次も思わずたじろぎます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お前に逢ひ度いとさ」「まア」文字花はさすがにたじろぎましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...話して下さい」「ハイ」お夏は少したじろぎましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...しかしそのたじろぎはほんの一刹那(せつな)であった...
本庄陸男 「石狩川」
...明らかにたじろぎをみせ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...いくたびか同じたじろぎを心に覺えたことがある...
吉川英治 「折々の記」
...どうします?二の足をふむ右馬介のたじろぎも...
吉川英治 「私本太平記」
...敵は次第にたじろぎ...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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