...生花は決して女性のみのたしなみでは無く...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...かみのあぶらなどひとしおこいめにおたしなみあそばし...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...而して流石(さすが)に武士の子らしい嗜(たしなみ)です...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...主人も相当にたしなみがあるらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...たしなみのない人間のことですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...という心のたしなみをお松がさとりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分(じぶん)の家(いへ)に居(ゐ)る時(とき)のやうな節制(たしなみ)が少(すこ)しも保(たも)たれて居(ゐ)なかつた...
長塚節 「土」
...芸術のたしなみなきものよりは...
夏目漱石 「草枕」
...たしなみ過ぎる感じです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...たしなみよく香を捻(ひね)る姿は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...人格に深みを添えるたしなみが...
長谷川時雨 「市川九女八」
...日頃のたしなみを...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...置物の工合なんど高雅に見えて一入(ひとしお)の趣きあるは書生上りの中川が嗜(たしなみ)に非(あら)ず...
村井弦斎 「食道楽」
...良人の留守に客を迎えるのはたしなみではない...
山本周五郎 「日本婦道記」
...そしてみな相当にたしなみのある娘たちとみえて...
山本周五郎 「日本婦道記」
...おそらく君いまさぬ日にさるたしなみを続け得(う)べしと思はれぬ境(さかひ)に候(さふらふ)...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...声もさむらいの鍛(きた)えて置くべきたしなみの一つであると...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...さては其方(そち)の舞や音曲のたしなみも...
吉川英治 「源頼朝」
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