...そのたしなみに至っては...
中里介山 「大菩薩峠」
...ところがらをわきまえて遠慮のたしなみがあるところが...
中里介山 「大菩薩峠」
...常軌もたしなみも踏み破らせるに充分だったのです...
野村胡堂 「音波の殺人」
...今までの穏かな貴族的なたしなみを失って...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...「新助はたしなみだと言って一本ずつはそれを持っているが――悪いものを射たな」佐々村佐次郎は独り言ともなく言います...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...身のたしなみに一応の武技は心得ておくべきであるという建前で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鐘五郎日頃のたしなみになっているのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何とか世間並のたしなみだけでも身につけるやうに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...伯父さんを殺す道理はございません」女はたしなみも極り惡さも忘れて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...髮だけはたしなみよくあげて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あのとき親分が引受けて下されば――」お春は遠慮もたしなみも忘れて泣くのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分で月代(さかやき)をするくらゐの修業をするのもたしなみだが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...非常に酒をたしなみ...
林芙美子 「玄關の手帖」
...出来るだけお日様に当らないように引込んでいるのをたしなみと心得ているとみえて...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...日ごろのたしなみものうお叱りを覚悟のまえで...
吉川英治 「黒田如水」
...わけて朝廷の百官は皆、舞楽をたしなみ、酒を愛し、長夜にわたるも辞さない酔客が多かった...
吉川英治 「三国志」
...また女子(おなご)のたしなみはもとより...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...牟礼大八が、また訊(たず)ねて、「して、武芸はどこでご修行になられましたか」「ほんの、たしなみ程度、何流というような、履歴は持ちません...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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