...それはかたくむすんでいた彼の唇が...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...決心のほどをかたくむすんだくちびるのあたりに見せて...
海野十三 「海底大陸」
...口をかたくむすんで...
海野十三 「火星兵団」
...まったくむずかしい...
海野十三 「金属人間」
...まったくむだになってしまうのです...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...まったくむだにおわりました...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...「まつたくむだでしような」ブラウン神父は...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...」 105計略たくむ端嚴のヘーレー其時彼に曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...男の思い出に心が煙たくむせて来る...
林芙美子 「晩菊」
...男の思ひ出に心が煙たくむせて来る...
林芙美子 「晩菊」
...この部屋にやってきてまったくむなしい結果に終りたくないためだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...病気のために腫れぼつたくむくんだ貌に深い苦悩を沈めて...
北條民雄 「間木老人」
...ゆえにスミレの美花(びか)はまったくむだに咲いているわけだ...
牧野富太郎 「植物知識」
...そうして彼はまったくむだに求めたわけではなかった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...放ちがたくむすばれるのを感じたのだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...それこそまったくむざとです...
吉川英治 「江戸三国志」
...何をたくむにも都合はいい...
吉川英治 「私本太平記」
...ひそかに謀反(むほん)をたくむ者と...
吉川英治 「私本太平記」
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