...汝が「ソネツトオ」の工(たくみ)を盡すも...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...たくみに衛兵長から鍵をうばうと...
海野十三 「太平洋魔城」
...岡田は巧(たくみ)な加筆をして...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...巧(たくみ)な手だてを考え出したのだ...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...竹の林にはしる虎汀の蘆に眠る田鶴(たづ)この毛ごろももかの皮も同じたくみと誰か知る...
土井晩翠 「天地有情」
...寛保(かんぽう)延享(えんきょう)の頃の漆絵(うるしえ)紅絵(べにえ)には早くも西洋風の遠近法を用ひて巧(たくみ)に遠見(とおみ)の景色と人物群集の状(じょう)とを描き出(いだ)せり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...もっとも朝散太夫浅野内匠頭長矩(あさのたくみのかみながのり)...
長谷川時雨 「朝散太夫の末裔」
...金五郎は、ハンドルを握って、たくみに、ウインチを使った...
火野葦平 「花と龍」
...医術も精(くわ)しく航海術も巧(たくみ)なり...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...鳥取の俳人は皆四方太(しほうだ)流の書体巧(たくみ)なるに反して...
正岡子規 「墨汁一滴」
...非常に複雑で熱い意欲をたくみに圧縮しつつ心を打つ力をもっていると思われますし...
宮本百合子 「歌集『集団行進』に寄せて」
...同時に彼女の男装の巧(たくみ)さにも多少の興味を引かれたので...
夢野久作 「冗談に殺す」
...模造品の製造が巧(たくみ)であるから木綿でも麻や絹に見える上に...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...浅野内匠頭(たくみのかみ)になるとは――あの事件についても...
吉川英治 「大岡越前」
...工匠(たくみ)の猿臂(えんぴ)が...
吉川英治 「私本太平記」
...もっと大それたたくみを抱いて...
吉川英治 「私本太平記」
...内匠頭(たくみのかみ)は...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...――そのよい手本が吉良殿と内匠頭(たくみのかみ)殿のいきさつじゃ...
吉川英治 「べんがら炬燵」
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