...火あぶりのたきぎのなかで...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...さきの方に薪(たきぎ)の小屋がある...
井上円了 「おばけの正体」
...すなはち燔祭の柴薪(たきぎ)をイサクに背負はせ...
太宰治 「父」
...その代りに薪(たきぎ)を割ったり...
谷譲次 「字で書いた漫画」
...持ち帰って飯を炊(かし)ぐ薪(たきぎ)の代りにしている...
永井荷風 「葛飾土産」
...今は用なければ伐(き)って薪木(たきぎ)にでもせられたがよいと言って笑ったそうである...
永井荷風 「枇杷の花」
...きちんと つんである たきぎが...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「きつねめさんのはなし」
...焚木(たきぎ)がひとりでに起る風に煽(あお)られつつぱちぱちと音を立てながら燃えるのを見守っていた...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...よく小さな焚木(たきぎ)を拾いがてらずんずん下の方まで降りていったりする...
堀辰雄 「卜居」
...ほかにも宋の朱泰貧乏で百里薪(たきぎ)を鬻(ひさ)ぎ母を養う...
南方熊楠 「十二支考」
...松を伐(き)って薪(たきぎ)をつくったりしました...
宮沢賢治 「狼森と笊森、盗森」
...ブドリたちはこんどは毎日薪(たきぎ)とりをさせられました...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...火がたきぎのなかにはいってしまって...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「ハツカネズミと小鳥と腸づめの話」
...焚木(たきぎ)のぐあいをみた...
山本周五郎 「失蝶記」
...夕けむり今日は今日のみたてておけ明日の焚木(たきぎ)は明日とりて来む――それから後...
吉川英治 「紅梅の客」
...朝夕は水を担(にな)い薪(たきぎ)を割り...
吉川英治 「人間山水図巻」
...薪小屋(たきぎごや)から一本の矢と...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...人々はさらに新しい輝きを求めて薪(たきぎ)を漁(あさ)る...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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