...足に踏んだ薪(たきぎ)の上へ...
芥川龍之介 「おぎん」
...「これから薪(たきぎ)の用意をしなくつちや...
薄田泣菫 「茶話」
...薪(たきぎ)を取りに出るふりをしてこの小舎(こや)を逃げ出してしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...燃料となるべき薪(たきぎ)を集めて歩いているのに違いありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...国の木は勿体なくて焚木(たきぎ)にされず...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...松を伐(き)って薪(たきぎ)をつくったりしました...
宮沢賢治 「狼森と笊森、盗森」
...たびたび薪(たきぎ)を野原のほうへ持って行ったり...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...ブドリたちはこんどは毎日薪(たきぎ)とりをさせられました...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...惜しからぬこの身ながらも限りとて薪(たきぎ)尽きなんことの悲しさ夫人の心細い気持ちに共鳴したふうのものを返しにしては...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...おまえたちはたきぎをあつめておいで...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「ヘンゼルとグレーテル」
...薪(たきぎ)の煤(すす)で真ッくろに燻(くすぶ)っている天井から...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...夕けむり今日は今日のみたてておけ明日の焚木(たきぎ)は明日とりて来む――それから後...
吉川英治 「紅梅の客」
...薪(たきぎ)を負うて猛火の中へ飛びこむようなものです」「君! 火中の栗をひろい給うなかれ!」この時...
吉川英治 「三国志」
...やがて薪木(たきぎ)売りは戻って来た...
吉川英治 「新・水滸伝」
...薪木(たきぎ)売りの手に握らせた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...炊事場の方から温かい――然し眼に沁(し)みる薪(たきぎ)の煙が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...薪(たきぎ)だけは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...薪小屋(たきぎごや)から一本の矢と...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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