...熟醉を買ふほどの阿堵物を持たず...
大町桂月 「南洲留魂祠」
...それが自然(しぜん)と取(と)り入(い)りの阿堵物(あとぶつ)になることは言(い)ふまでもない...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...実にも深刻なる多くの思想家はこれに依つて彼等の思想上の阿堵物を鼻腔から追放することが可能であるといふことを証明した権威の故に基くのである...
牧野信一 「嘆きの谷で拾つた懐疑の花びら」
...国に居候時も阿堵(あと)に不埒多きをのこ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「国に居候時も阿堵に不埒多きをのこ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...いづれも阿堵中(あとちゆう)の味えも知らざる輩(ともがら)とは...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...阿堵(あと)一点...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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