...一年にも二年にも一朝(ひとあさ)時間をたがえるようなことはない...
伊藤左千夫 「箸」
...この雲を切りしたがえる者はやがて日没の空をおのが供奉(ぐぶ)の仕着せにすることだろうと思わせつつ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...わが背後にしずかにつきしたがえるもの...
太宰治 「二十世紀旗手」
...「当節の若いものは……約束の刻限をたがえることを...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...決してたがえることはいたしません」薫がこう申し上げると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...町辻を踏みたがえるな...
吉川英治 「新書太閤記」
...約束をたがえると三蔵は一生お恨みしますぜ...
吉川英治 「新書太閤記」
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