...家畜にたかる蠅を殺す薬を製造し「ゲサロール」と名づけて販売したが...
石川欣一 「比島投降記」
...生きているうちから蝿はたかるのか...
梅崎春生 「日の果て」
...蚋にや、顏にたかり、手にたかる...
大町桂月 「十和田湖」
...行末(ゆくすゑ)めでたかるべき政道にあらず...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...当時北軽井沢(きたかるいざわ)で目撃した人々の話では...
寺田寅彦 「小爆発二件」
...弥次馬のたかること甚だ少い...
豊島与志雄 「上海の渋面」
...一人を数人で窘めることを『たかる』といって...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...されば到底貴下の満足する如く丁寧に教ふる事は叶(かな)ひがたかるべし...
永井荷風 「書かでもの記」
...その才なくして我武者羅(がむしゃら)に熱中するは迷ひにして自信とはいひがたかるべし...
永井荷風 「小説作法」
...さりとて今更(いまさら)問(と)はんもうしろめたかるべしなんど...
一葉女史 「たま※[#「ころもへん+攀」、U+897B]」
...親爺の跡を追つて絞首台(くびしめだい)へあがる支度でもさらすがええ! 蜜にたかる蠅かなんぞのやうに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...妾は生きて再び両親にも見(まみ)えがたかるべしなど...
福田英子 「妾の半生涯」
...征西将軍が拝受したる菊桐(きくきり)の大勲章よりもその身にとってありがたかるべし...
宮崎湖処子 「空屋」
...男が寄つてたかるのが煩くてさはられずにゐたいといふ側の女か...
室生犀星 「はるあはれ」
...あんなに埃がたかる筈はないわけだが……...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...「何んぢや此の野郎柳の毛虫払ひ落せばまたたかる...
横光利一 「頭ならびに腹」
...芒の茎にたかると...
横光利一 「日輪」
...汗の肌にたかる蠅を...
吉川英治 「宮本武蔵」
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