...堪へがたかるべし...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...蚋にや、顏にたかり、手にたかる...
大町桂月 「十和田湖」
...9.英人乃至フランス人が劇場の切符賣場や電車へたかる際には概して穩かに先を競ふなどの振舞のないことを見た者の眼には...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...行末(ゆくすゑ)めでたかるべき政道にあらず...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...物珍らしさにたかる村の子供の群(むれ)を離(はな)れて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...加之(しかも)夥しい蚊が眞黒にたかる...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...命も保ちがたかるべし...
中里介山 「大菩薩峠」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...富貴(ふっき)は固(もと)より頼みがたかるべし...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...女子の中にもかゝる美しき人はあまた見がたかるべし...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...さりとて今更(いまさら)問(と)はんもうしろめたかるべしなんど...
一葉女史 「たま※[#「ころもへん+攀」、U+897B]」
...まるで蜂窩にたかる勤勉な働蜂のように...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...親爺の跡を追つて絞首台(くびしめだい)へあがる支度でもさらすがええ! 蜜にたかる蠅かなんぞのやうに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...その有様(ありさま)は臭い物に蠅(はえ)のたかるようだ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...また停車場にて涙こぼしなどしたらんにはうしろめたかるべければとて...
森鴎外 「舞姫」
...汗にたかる土のハネ...
吉川英治 「江戸三国志」
...寄りたかる武士を...
吉川英治 「私本太平記」
...汗の肌にたかる蠅を...
吉川英治 「宮本武蔵」
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