...かわいそうな馬は腐れ肉でもあるかのようにはえのたかるままになっていました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...家畜にたかる蠅を殺す薬を製造し「ゲサロール」と名づけて販売したが...
石川欣一 「比島投降記」
...俺も玉塚にそんなにたかるのは悪く...
高見順 「いやな感じ」
...蠅が真黒(まっくろ)にたかる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...加之(しかも)夥しい蚊が眞黒にたかる...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...富と知力とにたかる寄生虫だ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その才なくして我武者羅(がむしゃら)に熱中するは迷ひにして自信とはいひがたかるべし...
永井荷風 「小説作法」
...人の思いというものがたかるのでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...女子の中にもかゝる美しき人はあまた見がたかるべし...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...さりとて今更(いまさら)問(と)はんもうしろめたかるべしなんど...
一葉女史 「たま※[#「ころもへん+攀」、U+897B]」
...ただ寄るとたかるとお店のお銭を...
正岡容 「小説 圓朝」
......
三好達治 「朝菜集」
...われおもふに總ての學問は人を益するを待ちて纔(わづか)に成立つとも定めがたかるべし...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...相澤謙吉が如き良友は世にまた得がたかるべし...
森鴎外 「舞姫」
...たかるだけで刺(さ)しもせず喰ひつきもしない奴(やつ)はいゝけれど...
横瀬夜雨 「筑波ねのほとり」
...城壁にたかる寄手の兵に沸(に)えたぎった熔鉄(ようてつ)をふりまいた...
吉川英治 「三国志」
...「たかるな...
吉川英治 「三国志」
...信長の顔にも肩にもそれはたかる...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??