...此群集(このぐんしふ)の人々にイヤ御苦労さま抔(など)と一々(いち/\)挨拶(あいさつ)もしたかりし...
饗庭篁村 「隅田の春」
...いとめでたかりき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...さてその解したるところはいとめでたかりき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...何か一つ騒ぎを起してみたかりし...
石川啄木 「悲しき玩具」
......
大手拓次 「蛇の花嫁」
...またかりに「笑い」が人類に特有な現象だとすれば...
寺田寅彦 「笑い」
...新海をたかりに行った三人等は...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...燃えぼこりが一つたかりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただ寛博の前を行儀よく合せたるは拡げてもらひたかりき...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...人が絶え間なくその前にたかり...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
...熱い晩には色々な虫が飛んで来て天井へたかりますから石油で取るのに限ります...
村井弦斎 「食道楽」
...かへりてはかごとやせまし寄せたりし名残(なごり)に袖の乾(ひ)がたかりしを源氏はずいぶん好きであった女であるから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...雪降れど霰凍れども故郷の冬は忘れがたかり...
室生犀星 「抒情小曲集」
...いかにして帰って来たかと問えば人々に逢いたかりし故帰りしなり...
柳田国男 「遠野物語」
...腫物(できもの)たかりだの...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...自分ばかりが虱たかりでないことを証明されると...
吉川英治 「新書太閤記」
...明(あ)き巣の桶にたかりだした...
吉川英治 「新・水滸伝」
...人が減ると、ぎゃあアぎゃあア!鴉(からす)の群れは、急に厚顔(あつか)ましく地上へ降りて来て、死骸へたかり、梅酢(うめず)を浴びたようになって、驚喜の翼を搏(う)っている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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