...まぶしさ堪えがたかりしも...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...今の世にはありがたかり...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...蚋にや、顏にたかり、手にたかる...
大町桂月 「十和田湖」
...網をふせた漁場のまはりにたかり...
高村光太郎 「気仙沼」
...人通りが黒山のようにたかり出したのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...本當(ほんたう)に罰(ばち)つたかりだから...
長塚節 「土」
......
長塚節 「長塚節歌集 上」
...ある時詠(よ)み出でし腰折(こしおれ)一首(いっしゅ)かくまでに濁(にご)るもうしや飛鳥川(あすかがわ)そも源(みなもと)をただせ汲(く)む人七 女乞食愁(うれ)いの糸のいとど払いがたかりしある日の事なり...
福田英子 「妾の半生涯」
...公園のヨタ者たかりに来て五円とられた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...またかりに精神病者としても...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...かへりてはかごとやせまし寄せたりし名残(なごり)に袖の乾(ひ)がたかりしを源氏はずいぶん好きであった女であるから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...雪降れど霰凍れども故郷の冬は忘れがたかり...
室生犀星 「抒情小曲集」
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室生犀星 「抒情小曲集」
...またかりに山頂に近くソウレと呼ぶ例があっても...
柳田國男 「地名の研究」
...蟻のようにたかり拾いはじめた...
山川方夫 「その一年」
...たかりに来る野郎どもがいるからこんなめんどくさいことをしなきゃならないんだ...
山本周五郎 「季節のない街」
...腫物(できもの)たかりだの...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...明(あ)き巣の桶にたかりだした...
吉川英治 「新・水滸伝」
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