...手のひらのあたたかみでもんで水にとかして...
安藤盛 「三両清兵衛と名馬朝月」
...広場(ひろっぱ)の端へ駈込(かけこ)むと……石高路(いしたかみち)をがたがたしながら...
泉鏡花 「歌行燈」
...面白味も温味(あたたかみ)もない冷たい重苦しい感じのする人物だった...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...どうやら温味(あたたかみ)も戻って来るようだ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...二上(ふたかみ)山の大阪の道から行つても跛や盲に遇うだろう...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...かくて二上山(ふたかみやま)の大坂の山口においでになりました時に...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...高皇産霊神(たかみむすびのかみ)は...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...高皇産霊神(たかみむすびのかみ)は...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...これよりは二上(ふたかみ)時雨なつかしき十二月八日 十二月十日...
高浜虚子 「六百句」
...恵比須(えびす)さまの様な顔をしたかみさんも出て来た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...何となく温(ぬる)い暖味(あたたかみ)があった...
夏目漱石 「虞美人草」
...打って変った一種の温味(あたたかみ)を帯びた心持で後帰(あとがえ)りをしたのはなぜだか分らない...
夏目漱石 「坑夫」
...その乏しい余裕を割(さ)いて一般の人間を広く了解(りょうかい)しまたこれに同情し得る程度に互の温味(あたたかみ)を醸(かも)す法を講じなければならない...
夏目漱石 「道楽と職業」
...戀びとよ私の部屋のまくらべに坐るをとめよお前はそこになにを見るのかわたしについてなにを見るのかこの私のやつれたからだ 思想の過去に殘した影を見てゐるのか戀びとよすえた菊のにほひを嗅ぐやうに私は嗅ぐ お前のあやしい情熱を その青ざめた信仰をよし二人からだをひとつにしこのあたたかみあるものの上にしも お前の白い手をあてて 手をあてて...
萩原朔太郎 「青猫」
...北上(きたかみ)川の朗妙寺(ろうみょうじ)の淵(ふち)の渡(わた)し守(もり)が...
宮沢賢治 「ざしき童子のはなし」
...或るあたたかみがあり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...また「高皇産霊神(たかみむすびのかみ)は大物主神(おおものぬしのかみ)に向ひ...
柳田国男 「山の人生」
...何か洋々たる未来と暖味(あたたかみ)を抱かしめる...
吉川英治 「上杉謙信」
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