...銀(しろがね)の椀や蒔繪の高坏(たかつき)が並んでゐたり...
芥川龍之介 「地獄變」
...折敷(おしき)や高坏(たかつき)を...
芥川龍之介 「偸盗」
...(高抔形(たかつきがた)...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...菓子は立派に高杯(たかつき)に沢山盛られてあった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...紫檀(したん)の高坏(たかつき)...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...菓子は高坏(たかつき)に盛って出した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...特に椀(わん)だとか木皿だとか高坏(たかつき)だとか...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...高坏(たかつき)に似て...
山本周五郎 「山彦乙女」
...作られて行く硝子の高坏(たかつき)の美くしさに...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...おりんが立って高坏(たかつき)を運ぶと...
吉川英治 「江戸三国志」
...それは高槻(たかつき)を過ぎたせつな...
吉川英治 「私本太平記」
...伊丹(いたみ)方面や高槻(たかつき)城あたりから...
吉川英治 「新書太閤記」
...どういう御意でございましょうか」「高槻(たかつき)の高山飛騨守(ひだのかみ)が伜(せがれ)……あれは十四歳の頃から切支丹に帰依した熱心家だそうだが……師父とは特別に親しかろうな」「高山右近さまのことをおたずねでございますか」「そうだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...菓子の高坏(たかつき)がおいてあるが...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼の前に供えられる木皿(きざら)や高坏(たかつき)はみな空(から)になってゆく...
吉川英治 「新書太閤記」
...わけて高槻(たかつき)の高山右近と茨木(いばらき)の中川瀬兵衛の二将は...
吉川英治 「新書太閤記」
...たくさんな燭(しょく)のあいだを美しい人々が高坏(たかつき)やら膳やら配ってまわる...
吉川英治 「親鸞」
...ことも可笑(おか)し」光広はべつの大きな杯を高坏(たかつき)へ乗せて...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索