...卯の花のたえ間をここに音信(おとず)るるものは...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...たえ間もなくはたらかせ...
鈴木三重吉 「パナマ運河を開いた話」
...海からの風がたえ間なく顔の上を吹いて通る...
田畑修一郎 「石ころ路」
...千鶴子の見舞たえ間なく...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...あの大震災のたえ間ない余震の中で...
額田六福 「解説 趣味を通じての先生」
...たえ間もなく雲が噴きあがってきて...
久生十蘭 「雲の小径」
...たえ間なく、水の音がしている...
火野葦平 「花と龍」
...ほとんどたえ間なく...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...ふじ子の前にもおじぎをたえ間なくくり返した...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...堀がたえ間なく櫛を捜していることを勘づいていたが...
室生犀星 「蛾」
...たえ間なき死に際のおもいに憑(つ)かれ...
吉川英治 「大岡越前」
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