...そんなたいそうな苦しみ方をするなんて...
海野十三 「怪塔王」
...そのたいそうなお酒を...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...その映画の批評については自分の見解だけが正しくて他の人の批評は皆間違っているかのようにたいそうなけんまくで他の批評家の批評をけなしつけ...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...町はたいそうな人出で巡査がおおぜい出て警戒しています...
寺田寅彦 「先生への通信」
...あの馬鹿(ばか)甚兵衛がたいそうな看板(かんばん)をだしたが...
豊島与志雄 「人形使い」
...たいそうな機嫌でしたよ」「それから誰も出たものはないのか」「犬っころ一匹出ません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...貸金がたいそうな額でまずざっと二万両――」「それは大したことだな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...たいそうな手柄であったな」「ヘエ――」笹野新三郎は三日目にわざわざ平次を呼びました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どうかしてたいそうな身分のない女で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...源氏の家で行なわれることは自然にたいそうなものになってしまうのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御僧形ではあるが艶(えん)なところがなお残ってなつかしいお姿にたいそうな御法服などは召さずに墨染め衣の簡単なのを御身にお着けあそばされたのがことに感じよくお美しいのを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...さあさあお泊り下さいとたいそうな御馳走をしました...
柳田國男 「日本の伝説」
...なんにすべえか考げえてるだ」「うちじゃあ考げえるほどごたいそうなものは出来ねえよ」すると老人が私を見ながら...
山本周五郎 「青べか物語」
...いまに売り出すだろうってたいそうな評判だし...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...本当に美しくみごとなお歌ですね」「お恥ずかしゅうございます」「僅かなあいだにたいそうなご上達です...
山本周五郎 「日本婦道記」
...信濃守はたいそうな溺愛(できあい)ぶりで...
山本周五郎 「屏風はたたまれた」
...おまえはさっきたいそうなじまんをいった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...たいそうな調度じゃわえ」「お式は...
吉川英治 「親鸞」
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