...肩を組んだようにしてぞろぞろと歩いてくる...
海野十三 「宇宙戦隊」
...ぞろぞろついていきましたが...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...みなぞろぞろと昼飯を食いに出かけ始める...
大杉栄 「日本脱出記」
...ぞろぞろ後についてくる...
太宰治 「畜犬談」
...今にぞろぞろ日本の水兵が上陸して来る...
林不忘 「安重根」
...十国峠の無線塔へぞろぞろと階段を上って行く人の群は何となく長閑(のどか)に見えた...
寺田寅彦 「箱根熱海バス紀行」
...またぞろぞろ這い出して...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...蟻、やすで、むかで、げじげじ、みみず、小蛇(こへび)、地蟲(じむし)、はさみ蟲、冬の住家(すみか)に眠って居たさまざまな蟲けらは、朽ちた井戸側の間(あいだ)から、ぞろぞろ、ぬるぬる、うごめき出(いだ)し、木枯(こがらし)の寒い風にのたうち廻(まわ)って、その場に生白(なまじろ)い腹を見せながら斃死(くたば)ってしまうのも多かった...
永井荷風 「狐」
...花聟と花嫁が家族の人達に圍まれてぞろぞろ會場を出て來た...
林芙美子 「或る女」
......
原民喜 「書簡」
...送る人ぞろぞろと前の通りを通っている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...敗軍の新田勢が洛内にぞろぞろたどりついて来たのが二十五...
吉川英治 「私本太平記」
...ぞろぞろと従って行った小姓たちも...
吉川英治 「新書太閤記」
...ぞろぞろと、その恰好で、旅館の門を出、反町さんを東道に、次の越後路巡りを、まず長岡へ向う...
吉川英治 「随筆 新平家」
...ハハハ」ぞろぞろと...
吉川英治 「松のや露八」
...ぞろぞろ崖を這って尾(つ)いて来るし...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ぞろぞろと尾(つ)いてきた含月荘の山侍...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...ぞろぞろ葬列の後について駈け歩いたものだった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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