...ぞくぞくしみ込んで来るような寒さにも係わらず...
有島武郎 「或る女」
...背中の方がぞくぞくと恐くなるからだ...
梅崎春生 「狂い凧」
...背中がぞくぞくと寒くなるのを覚えた...
海野十三 「火星兵団」
...目下続々(ぞくぞく)と建造(けんぞう)されつつあるのですな」ゴンゴラ将軍の瞳が燿(かがや)いた...
海野十三 「独本土上陸作戦」
...なんだかぞくぞくするほどうれしくなってくるのです...
江戸川乱歩 「大金塊」
...背中の骨の髄からぞくぞくして来る...
大杉栄 「獄中消息」
...ぞくぞく可笑(おか)しくて...
太宰治 「乞食学生」
...ぞくぞくするほど好い気持ちなの...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...ぞくぞくする興奮を感じ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...急に背中がぞくぞくして気分が悪くなったからただうつむいたばかりで首もあげぬ...
正岡子規 「熊手と提灯」
...ぞくぞくする懸命な異体のわからない昂奮(こうふん)をかんじた...
室生犀星 「童子」
...なんだかこう体中(からだじゅう)がぞくぞくしてならない...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...「へんにぞくぞくするじゃあねえか...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...朝命ぞくぞく陣へ降った...
吉川英治 「三国志」
...おそらく、長陣の寄手のうちから、ぞくぞく、所領の自国へさして立帰る地方武者が出ておるものと思われる...
吉川英治 「私本太平記」
...これが、五月二十日から二十二日頃までの状況であり、足利直義の陸の大部隊は、はやぞくぞく、敵の去った加古川へ入っていた...
吉川英治 「私本太平記」
...世良田などの隊もぞくぞく彼を慕って来て...
吉川英治 「私本太平記」
...彼らはぞくぞく錦小路殿へ駈け集まった...
吉川英治 「私本太平記」
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