...紅蓮白蓮(ぐれんびゃくれん)の造り花が簇々(ぞくぞく)と咲きならんで...
芥川龍之介 「邪宗門」
...近郊(きんこう)からも、ぞくぞくと、この大奇蹟の汽船を見ようと見物人が集まってきた...
海野十三 「海底大陸」
...俄にぞくぞくとしてくる或る危険に対する戦慄(せんりつ)! 光枝は...
海野十三 「什器破壊業事件」
...膝っこぶのあたりから絶えずぞくぞくして来て...
大杉栄 「続獄中記」
...錐(きり)で刺すような寒さに身内がぞくぞくして迚(とて)も静然(じっ)としていられないので...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「碧眼」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...身内がぞくぞくして来た...
徳田秋声 「縮図」
...私はぞくぞく体が震える...
豊島与志雄 「憑きもの」
...襟(えり)の所がぞくぞくする...
夏目漱石 「坑夫」
...脊筋がぞくぞくするよ...
林芙美子 「クララ」
...……それだけわたしをぞくぞくさせる...
原民喜 「鎮魂歌」
...ぞくぞくっとした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...内部からぞくぞくと叫び出そうとしている...
室生犀星 「みずうみ」
...手に従って赤貝や潮吹や馬鹿貝や蛤(はまぐり)がぞくぞく取れるので...
山本周五郎 「青べか日記」
...ぞくぞくと転げ出て来た...
山本周五郎 「青べか物語」
...金銀絹帛の類(たぐい)などぞくぞく発見されたし...
吉川英治 「三国志」
...新田勢はぞくぞく藤沢の宿へこみ入って来た...
吉川英治 「私本太平記」
...ぞくぞく船列にのりこんで対岸へ押しわたり...
吉川英治 「新・水滸伝」
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