...三尺といっちゃ、聴いただけでも、ぞくぞくするね...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...なんだか背中がぞくぞくするようで...
江戸川乱歩 「大金塊」
...わっしは絞首台のことを思うとぞくぞくするんでさ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...ぞくぞく嬉しいのだ...
太宰治 「乞食学生」
...漁師は嬉しさがぞくぞくとこみあげて来た...
田中貢太郎 「月光の下」
...すぐに足先からぞくぞくした寒さが伝わってきた...
豊島与志雄 「反抗」
...襟(えり)の所がぞくぞくする...
夏目漱石 「坑夫」
...人間の頭脳を横切る魔ものの影がぞくぞくと伝わってくるようなのだった...
原民喜 「死のなかの風景」
...その魔力が既にぞくぞく彼の肉体に影響してくるやうな錯覚と...
原民喜 「火の踵」
...ぞくぞくうれしさがこみ上げてくる...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...いくたびとなくぞくぞく襲ふた...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...どこかに笑いでは応じきれぬ激しいものもぞくぞく盛り上って来そうな不安が強まると...
横光利一 「旅愁」
...大隈の親戚、千坂の娘というので、慾につられた被害者が、ぞくぞくと、警察へ届けてくる...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...恐ろしさにぞくぞくしました」「……ううむ」劉表は...
吉川英治 「三国志」
...戦馬などをぞくぞく陣所へ贈ってきて...
吉川英治 「三国志」
...御所のあとにもぞくぞく入るにちがいない...
吉川英治 「私本太平記」
...ぞくぞく町屋の方へ逃げ退いてゆく長蛇の敵しか見られなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...ぞくぞくとあらわれる見こみです」と...
吉川英治 「神州天馬侠」
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