...そんな次第で、數ヶ所、十數ヶ所の誤りがあつても、指摘して訂正し得るのは一ヶ所位に過ぎないのです...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...そんな次第で、昨日まず私達は長万部(オシャマンベ)で室蘭線に乗換えてS金山へ行った...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...そんな次第で、またゝく間に二重三重の石垣が出来、御台所長屋などの作事が始まったのでござります...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...○そんな次第で、最初私は交際嫌いにはなったけれども、無口になったとは思っていなかった...
谷崎潤一郎 「客ぎらい」
...そんな次第で兄弟たちが皆相当な者になっており...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そんな次第で、此処へ来てからもリヽーを可愛がつてやつて、精々(せいぜい)猫好きで通してゐたのだが、だん/\彼女はその一匹の小さい獣の存在を、呪はしく思ふやうになつた...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...今年はそんな次第で殿の御気色(みけしき)がすぐれないものだから...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...そんな次第であるから...
中原中也 「詩壇への願ひ」
...そんな次第ですから...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...そんな次第で入用の半額はすでに手許にあったのである...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...そんな次第で昇進もはやく...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...ユックリと舞台鼻へ)そんな次第でお前さんは安心するがいいだけど...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...そんな次第で、やっと「小鍛冶」の上羽の謡になると型の動きが初まるので、蚊責めの難から逃れてホッとした...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...そんな次第であったから翁の門下の高足の人は...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...そんな次第で御座いますから...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...そんな次第ではございません」「それに似たような程度か」「……どうも寔(まこと)に」悦之進は途方にくれるほど...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...そんな次第でございましたか」「だが...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...まあそんな次第で...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
便利!手書き漢字入力検索