...そわそわしていた...
海野十三 「大空魔艦」
...東屋氏は急にそわそわし始めると...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...小林氏はそわそわして料理も咽喉へ通らない風だつた...
薄田泣菫 「茶話」
...あの生真面目(きまじめ)な人物が近頃は仕事が手につかないでそわそわしている...
谷崎潤一郎 「細雪」
...客人は早口でそわそわ身振り手振りを交えて...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...支度などに気のそわそわする...
徳田秋声 「爛」
...そわそわとひどく興奮しながら...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...どことなくそわそわした様子で...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...そわそわしたものがわたしのなかで揺れうごいた...
原民喜 「火の唇」
...彼の心は不快で、そわそわして、何かしら空虚な重苦しさがのさばっていた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ビンセント卿はそわそわいらいらしており...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...それは一種のそわそわした不安であり...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...阿母さんはそわそわして立った...
水野葉舟 「帰途」
...膝へ重ねた手が妙にそわそわしてきた...
矢田津世子 「父」
...そのくせ参吉のいるあいだはそわそわとおちつかず...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...「そうそわそわするな...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...そのうちに胸がそわそわして来てね...
横光利一 「旅愁」
...真紀子もその青年が近よる度びにそわそわとして...
横光利一 「旅愁」
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