...柿江はそわそわした気分で...
有島武郎 「星座」
...」とそわそわするのを圧(おさ)えていったが...
泉鏡花 「海異記」
...小林氏はそわそわして料理も咽喉へ通らない風だつた...
薄田泣菫 「茶話」
...頼むわ」藤三はそわそわと片隅に桶を積み始めた...
富田常雄 「刺青」
...結婚の前々日――(彼はその数日間おかしなほどそわそわしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そわそわと立ち上り...
中里介山 「大菩薩峠」
...そわそわとなって落ちつき兼ねた模様も見えます...
中里介山 「大菩薩峠」
...そわそわしているのは...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...彼女の様子は余計にそわそわしているように見えた...
平林初之輔 「誰が何故彼を殺したか」
...心配になり、そわそわ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...ヴィラが現れるのをそわそわ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...その割にはそわそわ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...そわそわした視線と...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トビアス・ミンデルニッケル」
...庭のところで浴衣がけの老人が南瓜の前に佇んでいられるので、まあお庭ですか、とびっくりしたら、ああよく来た、よく来たと御老人すっかりよろこび、そわそわして、部屋へ上ったら、あ、私の太陽が来た、これは私のエンジェルだ、となかなかレトリカルで、こういう歓迎の辞をのべ、且つ握手する礼儀を、あなたがなさらないのは、遺憾千万であると申さねばなりますまい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どうなだめてもそわそわしちゃって...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...胸がそわそわして来て胸を一寸揺ってみた...
横光利一 「旅愁」
...母がそわそわ膳支度をしているのに...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...却ってそわそわと狼狽(ろうばい)したほどだった...
蘭郁二郎 「鉄路」
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